ロイ・スミス館 サンルーム

昭和初期竣工の洋館ロイ・スミス館。そのサンルームは、度重なる雨漏り、と地震の影響などで、構造体がほとんど腐り、開口部は閉ざされたままであった。構造材をほとんど入替え、元来あった貴重なディテール類・・・灘の浜辺の風景をモチーフにしたステンドグラス、モザイクタイル、スチール窓なを復活させることとなった。

ロイ・スミス館 和室

昭和初期竣工の洋館に併設する和室。約７年間閉ざされ、また震災により縁側が傾き、また経年による歪みが各所に現れていた。しかし各所に使われている材料は良質のもので、手の込んだ細工が建具類に施されていた。できる限り元来の最良を利用しながら修復を行い、再度光を取入れた気持ちのより和空間とよみがえった。